岡山県総合グランド内にあるキューティーパイ倶楽部(岡山市北区いずみ町2)で12月1日~3日、「ギフト・bollardの自由研究~読む・味わう・選ぶ・おくりものを巡る3日間の企画展」が開かれる。
同会場でウェディング事業を営む磯島祐子さんとガラス作家の石川昌浩さんは以前から、「くらしのものさし展」を企画運営していた。東日本大震災後、地元の人と移住してきた人を意識したイベントに変更。これまで写真家の中川正子さん、無農薬・無肥料で農業を営む「蒜山耕藝(こうげい)」が企画を行ってきた。
今回の企画者は、セレクトショップ・スタンドカフェ「bollard(ボラード)」(玉野市築港1)を運営する五十嵐勝成さん・麻美さん。五十嵐夫妻さんも2011年に岡山へ移住してきた。
「『おくりもの』と聞いて思い浮かぶ物をあなたのエピソードと一緒にひとつだけ教えてください」という問い掛けに、中川さんなど約10人が回答したエピソードを展示する。勝成さんは「相手のことを考えること・考えてくれた相手を思うこと・送られたもの、全てが幸せであってほしい。形式的な贈り物ではなく、贈り物をすること・されることが楽しい行為になってほしい」と話す。
展示のほか、主催者でもある石川さんの「石川硝子(がらす)工藝舎」がガラス器を、企画者のbollard(ボラード)がニットやマフラーとコーヒー、ドライカレーなどを販売。2日・3日は「atelier LA NOTE MUETTE」(丸の内2)の季節の生花、「eko.9」(倉敷市児島下の町)のタルト・焼き菓子、3日は「やさい屋のポッケ」(玉野市築港1)の畑のスーププレートなども販売する。
開催時間は11時~17時。入場無料。