岡山に特化したインフルエンサーマーケティングサービス「MOMOCO岡山」が1月8日、始まった。
インスタグラムを利用するユーザーが、地元企業の商品やサービスを同アプリを使ってPRする。ユーザーは500人以上のフォロワーがいれば誰でも無料で登録できる。PRを行う企業はフォロワーの多い利用者が発信することで、より消費者に近い立場の人から多くの人に拡散することができる。
サービスは大きく2つ。1つは商品を自宅で使って同アプリで発信する。もう一つは、現場で「体感」してリポートを発信するもの。現在、50人以上の登録があり、総フォロワーは11万人以上。岡山出身または岡山在住の人限定で登録してもらうことで、岡山内での情報拡散を狙う。同サービスを始めた藤田圭一郎さんは「フォロワーの多いモデルやフォトグラファーもいいが、フォロワーは少なくても主婦や女子高生、女子大生など時代に敏感な人たちにどんどん参加してほしい」と話す。
8日・11日にはビズ・クリエイションが提供するサービス「iemiru(いえみる)」をインスタグラマーに使ってもらい拡散するイベントを行った。同サービスは住宅見学会と見学希望者をマッチングするサービスで、当日はアプリを使った後、住宅見学も行った。住宅購入の意思がある夫婦や過去に住宅購入経験のある人など4組が参加し、その後発信された投稿には多くの「いいね!」やコメントが寄せられたという。
藤田さんは、藤田酒店(平和町)とシェアハウス「ギークハウス岡山」(京町)を運営しながら同サービスを始めた。「これまで埋もれてしまっていたこと、少数の人しか知らないことが多いと感じることが多い。岡山の魅力を多くの人で発信し、もっと楽しい街にしたい」と話す。