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岡山で全国から消防隊員が集まる技術大会 鬼気迫る姿をPR動画にも

広報の山神清志さん(右)と松田悟志さん(左)

広報の山神清志さん(右)と松田悟志さん(左)

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 「第48回全国消防救助技術大会」が8月25日、岡山市消防教育訓練センター(岡山市中区桑野)他で開かれる。

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 同大会は、消防隊員が救助に必要な技能を競技としたもので、1972(昭和47)年にスタートした。消防救助活動に不可欠な体力、精神力、技術力を養うことを目的としている。

 岡山県で開催されるのは初めて。スローガンの「勇鬼(ゆうき)~桃太郎のまち岡山から新たな伝説を~」は、日々のトレーニングを積んだ隊員たちの救助の勇ましさが、鬼気迫る様子であることから鬼になぞらえて作られたという。PR動画内でも隊員たちが鬼に扮(ふん)している。全国約16万人の隊員から地方大会を勝ち抜いた約1000人、岡山県内からは約50人が参加する。

 競技は陸上と水上の部の各8種目。個人で競う「基礎」競技、2人以上のチームで競う「連携」競技、創意工夫を問う「技術」訓練の3分類がある。

 「障害突破」は陸上の部でもっとも大人数の競技。5人で力を合わせて障害を越えいち早くゴールする競技。3メートルの塀をチームメートの背を借りて乗り越え、4人は15メートルのはしごを登る。登っていないサポートの1人がその間にロープを設置する。実行委員会事務局の山神清志さんは「洗練された動きで、塀を越え、ロープを渡り、障害を突破する姿はダイナミックで、チームワークの良さを感じてもらえる」と話す。

 ロープ渡り体験や放水体験があるほか、VRのゴーグルでの放水体験もできる。「ひるぜん焼そば好いとん会」がひるぜん焼そば、「安富牧場ファミーユ」のジェラート、「マルゴデリ」のフレッシュジュースなど15店以上が出店する。

 山神さんは「当日は暑いと思われるので休憩を取りながら、鍛え抜いた隊員たちの雄姿を見てほしい。普段はあまり見られない姿を、少しでも身近に感じてもらえれば」と話す。

 開催時間は、陸上の部=9時~16時30分、水上の部=9時~15時、イベント会場=9時~16時。

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