クラフトレインボー(岡山市北区野田屋町2、TEL 086-230-2575)が12月23日、オープン3周年を迎えた。
同店は、東京から移住した店主の井坂成保(しげやす)さんが、全国のクラフトビールを楽しみながらサッカーJ2・ファジアーノ岡山を応援するビールバーとしてオープンした。
現在、オリジナルビール「ファジーな予感」(900円)を提供。井坂さんは「芳賀エリアの清水白桃と倉敷ひらまつ農園(倉敷市福田町)の温州ミカンを使い、ファジーネーブルのようなビールを造った。ファジーは『ファジアーノ岡山』、予感は『ミカンの予感』と掛けて覚えやすいネーミングにした」と話す。
このほか、美作ビアワークスの「ピーチブレットIPA」、北海道のぼりべつ地ビール「金鬼ペールエール」、捨てられてしまう未成熟リンゴ「摘果果」を使った、青森・もりやま園「テキカカシードル」(以上950円)も用意している。いずれも無くなり次第、別種の樽に入れ替える。
店内は、「ファジアーノ岡山」だけでなく、バレーボールVリーグ「岡山シーガルズ」、卓球Tリーグ「岡山リベッツ」、バスケットボールBリーグ「トライフープ岡山」などのポスターやグッズが飾られている。店内天井に30本以上あるタオルマフラーは、全国のサッカーチームの応援に行った客からもらったものだという。
3年間を振り返って、井坂さんは「関わってくださった多くの方に感謝。女性にも飲みやすいもの、最近はドクターペッパーなどソフトドリンクを用意している。150回以上来ている常連の高校生もいる。仕事帰り、せんべろとチョイ飲みに気軽に寄ってほしい」と話す。
24日・25日は「ひとりぼっちのクリスマス会」としてケーキを井坂さんが振る舞う予定。12月31日は年越しカウントダウン営業、来年1月1日は17時から営業、2日は通常営業をする。
「来年はオリンピックイヤー。スポーツの種類に限らず、幅広い世代の人と一緒に応援したい。見知らぬ同士が一緒に応援することは楽しい。勝ったら喜びは倍に、負けても愚痴を言い合いすぐに前向きになれる。日々の生活の中でも愚痴を言いに来てほしい。また前向きになれると信じているので」と呼び掛ける。
営業時間は15時~24時(火曜~木曜は17時~)。