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岡山でプラネタリウム「MEGASTAR」と5次元キーボード・AR楽器が共演

5次元キーボードを演奏する岡山出身の薮井佑介さん

5次元キーボードを演奏する岡山出身の薮井佑介さん

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 「大平貴之・スーパープラネタリウムで奏でる薮井佑介・星と音降るコンサート」が12月28日、岡山コンベンションセンター(岡山市北区駅元町1)で開かれる。

5次元キーボードを演奏する岡山出身の薮井佑介さんの手元

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 プラネタリウムクリエーターの大平貴之さんは、小学生の頃からプラネタリウムを作り始めていたという。それまでのプラネタリウムでは、6等級までの恒星・約6千~3万個までしか見られなかった。1998(平成10)年に発表したMEGASTARでは、11等級まで150万個の恒星を投影できるようになった。

 当日は、360度投影されるプラネタリウムにのせて、5次元キーボードとAR(拡張現実)楽器を使った演奏を行う。5次元キーボードとは、段差の極めて少ない鍵盤を押す、押し込む、揺らす、滑らせる、離すという5つの指の動きから音を奏でることができる。音階と音階の曖昧な音を扱うことができ、これまでエレクトーンなどで表現できなかったチェロなどの弦楽器やサックスなどの管楽器のニュアンスを奏でることができる。映画「ラ・ラ・ランド」でも演奏されるROLI社のSeaboardを使って演奏する。

 岡山出身の薮井佑介さんは、2004(平成16)年、高校生でYAMAHAエレクトーンコンクール全日本大会グランプリを受賞。2017(平成29)年からSeaboardを使って演奏・作曲を始めた。表現する楽器が持つ独特のニュアンスを知るために、実際の楽器を演奏することや習うこともあるという。

 演奏は袴(はかま)など和装で行う。薮井さんは「音階が緩やかな日本の雅楽などとも相性が良いことから、デジタルな楽器の中に日本らしさを取り入れて、世界中の音楽との融合を図っていきたい」と話す。

 Seaboardのほかに、プログラムされた場所の空中で手をかざすとパーカッションや効果音がなるAR楽器など最先端電子楽器などを使用する。一人で何役もの楽器を同時に演奏し、オーケストラを編成することもあるという。「星に願いを」や「What a wonderful world」などの演奏や大平さんのスペシャルトークショーでも宇宙や自然など想起させる音楽を奏でる予定。

 開場=16時30分、開演=17時。入場料は、大人=3,800円、子ども=2,000円。

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