くだものパーラー「水菓(すいか)」(総社市総社2)が、旧堀和平邸にオープンして1カ月がたつ。
旧堀和平邸は、総社宮の参道に接する総社商店街筋にある古民家。岡山県の洋画界の先駆者とされる堀和平の生家を、2013(平成25)年からNPO法人「総社商店街筋の古民家を活用する会」が保存・運営をしている。活動の一つとして、日替わりで店の変わる「つながるカフェ線」を実施。同店は日曜の担当としてオープンした。
畳縁用のモノフィラメント糸などを製造販売する企業を経営する岡隆平さんが、果物のおいしい岡山で、「一番おいしいフルーツパフェを作りたい」という思いで12月22日にオープンした。毎週日曜に開店し、前半と後半でパフェが変わる。
今年は、1月19日に営業をスタートし、1月は「紅白イチゴパフェ」(1,000円)を提供する。総社商店街筋の古民家を活用する会・代表の金丸由記子さんが作ったイチゴソースを一番下の層に入れ、ヨーグルト、岡さんが作ったイチゴソース、ソフトクリーム、イチゴのジェラートを重ねる。一番上には白色のイチゴ・熊本産の「淡雪(あわゆき)」をのせ、その周りを赤いイチゴ・熊本産の「あまおう」で囲んでいる。
金丸さんのイチゴソースは砂糖を入れず、自然の甘味だけで作っている。岡さんは「東京・京都・大阪などでおいしいパフェをたくさん食べて研究した。余分なものは入れず、日本全国の美味しいフルーツを使って提供する」と話す。
「本当に季節のフルーツがおいしいタイミングは約2週間。2週間ごとにメニューを変えるのはそのため。収穫して一定期間を置いた方が追熟しておいしいタイミングもある。この2つのタイミングを見計らってパフェにしている」とも。
2月はコーヒー・チョコ・イチゴを使った「バレンタインパフェ」を企画している。19日は、岡山県立大学・栄養学科のチームが運営する「まごはやさしい」食堂も開店。栄養士を目指す学生らが作る、「風邪を引かない」ランチも提供する。
営業時間は10時~16時。