岡山出身のタレント・ブルゾンちえみさんが4月1日、藤原史織さんとして新たなスタートを切った。4日、テレビ会議システムを使って今後について聞いた。
3月18日、自身のインスタグラムで所属していた事務所を3月末で退職し、名前をブルゾンちえみから本名の藤原史織と変えることを発表した。4月からイタリアへ留学を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大により留学は延期とした。
2年前にプライベートで訪れたイタリアのローマで、街、人、歴史などに触れ一目ぼれし、いずれはイタリアに住むことを決意したという。藤原さんは「街にも人にも心の中にキリスト教などの歴史が育まれている。開放感があり、生きている感覚を感じている人が多いように感じた」と話す。事務所との契約更新の時期をイタリアで留学を利用して住み、充電期間にしようと前々から考えていた。
一方、環境問題や動物保護など持続可能な社会を作ることに関心があり、活動したいと考えている。「地球環境を考えて作られた商品などを紹介して、考えるきっかけや実際に使ってもらいたい。子どもたちに向けての啓発活動や教育にも興味がある。子どもたちが、大人になることを楽しみにわくわくできるようにしたい」。
2015(平成27)年にデビューし、2017(平成29)年にキャリアウーマンのネタで「35億」がユーキャン新語・流行語大賞のトップ10。これまでの芸能活動を振り返り、「自分の作ったネタで多くの人に楽しんでもらえることがとても幸せだった。ショーを作り上げることは今後もやりたい。以前、ラスベガスで男性ストリップショーを見た時、ショーの素晴らしさを感じ、私は男性がどうしたら輝くのかを考えることが好きだと気付いた。夢は、世界の男性たちを輝かせるショーの世界を作りたい。シルク・ド・ソレイユのような一度は見てみたいと言われるようなショー団体で世界を回りたい」とも。
「岡山から応援してくれた人たちに本当に感謝している。岡山は大好きで、岡山の観光大使をさせてもらったことは本当に誇りだった。今後も岡山をPRしたい。また、被災地支援に行った真備町にも落ち着いたら行きたい」
今後は、ブログサイト「note」やインスタグラム、ユーチューブで発信していく。「アイデアをたくさん出し、すぐに行動するデザイナーのコシノジュンコさんを尊敬している。私も人生を楽しんで生きられるように、自由に活動していきたい」と前を向く。