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アフリカ布を使ったアパレルブランド「ジャムタン」 岡山で展示販売会

アフリカ布のアパレルブランド「jam tun(ジャムタン)」の田賀朋子さん

アフリカ布のアパレルブランド「jam tun(ジャムタン)」の田賀朋子さん

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 アフリカ布を使ったアパレルブランド「jam tun(ジャムタン)」の展示販売会「わくわくアフリカンプリントの世界2024」が7月26日~28日の3日間、カフェ&アトリエ「cafe Z(カフェゼット)」(岡山市南区浜野2)で開かれる。

アフリカ布を使ったアパレルブランド「jam tun(ジャムタン)」の商品1

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 同ブランド代表の田賀朋子さんは2014(平成26)年から2年間、JICA海外協力隊としてアフリカのセネガルに2年間赴任。鮮やかな色のアフリカ布を仕入れ、セネガルで縫製した洋服や小物を対等な立場で製造販売するアパレルブランドとしてジャムタンを設立し、2017(平成29)年に販売を始めた。同店での展示販売会は3回目。

 田賀さんは昨年11月から今年1月まで、セネガルのシンチューマレムに滞在。滞在中、新商品作り、新メンバーとの顔合わせ、バスで約40分かかる隣町での生地の買い出しなどをこなしたという。多くはガーナやコートジボアールの生地で、同じ柄はほとんどない。「厚みや手触り、のりの利き具合など確かめながら仕入れる」とも。

 当日は、ワンピース4種、パンツ、トップス各1種の新作を含む40着ほどを展示販売する。新作はサンプルや型紙を用意していったものから、現地でゼロから作ったものまである。日本人が日本で着られる服として製造してきたが、セネガルの女性が現地で着ている体のラインの出る服に近づけた商品も一部、開発している。

 田賀さんは「少しずつ日本全国で販売会を開くことができるようになった。派手な色や柄が目立つ洋服の印象が強いが、コットン100%の生地を使い、着心地や機能性、通気性やシルエットにもこだわっている。私のように普段着として着る人もいるが、上にジャケットを羽織って職場に出る人、旅行に来ていくという人もいる」と話す。

 同店の壁面には、ジャムタンのメンバーが同じ生地を使った洋服を着て写った写真など、写真家・後藤成美さんの写真5点ほどを展示するほか、26日15時から、田賀さんと後藤さんのギャラリートークも行う。今回の渡航で後藤さんは、シンチューマレムで現地集合し約1週間を共に過ごした。

 「後藤さんは、セネガルに到着してから約450キロも長距離タクシーを乗らないとたどり着かない町まで来てくれた。写真は、10人以上になったジャムタンメンバーや生産風景など、活動のことを伝えてくれる。後藤さんは日本で購入してくれたワンピースを着て来てくれたことで、洋服の里帰りもできて、セネガルのメンバーも喜んでいた。いずれは、セネガルのメンバーを日本に呼びたい」とも。

 開催時間は11時~17時(28日は16時まで)。

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