
牟佐・大久保地区のヒマワリ畑で7月26日・27日、見頃に合わせてイベントが開催される。
同地区のヒマワリは、黄ニラ農家の山本浩貴さんが始めた。2018(平成30)年の西日本豪雨の際、1級河川の旭川が増水し、畑は約4メートルの浸水被害に遭った。翌年から畑の再生のため、緑肥としてヒマワリを植え始めた。現在は近隣農家の畑や、耕作放棄地も活用して約20万本分の種を植える。
イベント開催両日とも、「マルゴデリ」のフレッシュジュース、「kawazu Brewing(カワズブルーイング)」のクラフトビール、「yamamoto farm(山本ファーム)」のかき氷と野菜の販売を行う。27日は「COFFEE STAND887」のハーブティーとコーヒー、フランス料理店「vignette(ビネット)」のトマトと豆のカレーを提供する。
山本さんは「梅雨が短く、暑い日が続く。農家は異常な気候に悪戦苦闘している。最初は1人で始めたヒマワリ畑も、消防団が駐車場整理を手伝ってくれ、町内に何か還元できるようにしていきたい。JR牧山駅から来れば、暫定浸水歩道橋や山、川、ヒマワリと自然を楽しめるはず。長く続けていくために、募金も呼びかけている」と話す。
ヒマワリは8月初旬くらいまでが見頃だという。