今秋引退をする中学生ダンスチーム「チャーミングハート」が8月30日、ダンスプロモーションビデオを発表した。
保育園児の頃からダンスを始め、スポーツクラブの親子ダンスチームを結成。勝間田小学校では、7人のメンバーで活動していた。勝央中学校に入学し、中島由雲(ゆう)さん、林笑(えみ)さん、谷口真緒さん、坂元杏海(あずみ)さん、坂元菜那さんの5人編成となった。
チームは、「ダンスで町おこし!」をスローガンに、県内外の200回以上のイベントやコンテストに参加してきた。童話金太郎のモデル・坂田金時の終焉(しゅうえん)の土地とされる勝央町の祭り「金時祭」や「かつたっ子フェスティバル」、津山市の「津山さくらまつり」、岡山市の「第5回おかやまマラソン」などでパフォーマンスを披露した。
今年3月に出場予定だった「第53回ミスダンスドリルチームU・Sナショナル&ワールドチャンピオンシップ」国際大会が新型コロナウイルス感染拡大のため中止となり、練習すらできない期間も続き、悔しい思いをしてきたという。メンバーの高校進学などから、今年9月27日に引退式を行うことになった。リーダーの林さんは「ダンスを通してコロナに負けない元気と、育った町への恩返しの思いを伝えるためにプロモーションビデオを作った」と話す。
母校の「勝央中学校」、田んぼが広がる「美野平野」、「おかやまファーマーズ・マーケットノースヴィレッジ」「勝間田神社」、登録有形文化財に指定されている「旧勝田郡役所」、「勝央文化ホール」「勝央町公民館」で、保護者がスマートフォンで撮影したものなどを地域おこし協力隊の佐桑充倫さんが編集した。
メンバーの5人は「これまで応援してくれた人への感謝と、ダンスに興味を持っている人など多くに人に元気と笑顔を届けたい。プロモーションビデオを見てもらえれば、私たちが育った勝央町が素敵な町だと分かってもらえるはず。これまでの経験を生かして、自分たちらしく未来に向かって進んでいきたい」と話す。
「チャーミングハート」は現メンバーの引退後、32人の新メンバー活動を引き継ぐ。