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岡山で「黄ニラふれあい祭り」今年も-黄ニラ生産量日本一PR、料理やクイズも

黄色いつなぎ服がトレードマークの「黄ニラ大使」こと植田輝義さん(39)

黄色いつなぎ服がトレードマークの「黄ニラ大使」こと植田輝義さん(39)

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 岡山市北区の玉柏出荷場で11月23日に「黄ニラふれあい祭り」が行われる。今年で4回目。

黄ニラ大使専用バイクに跨(またが)る植田さん

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 玉柏・牟佐地区は日本一の黄ニラの産地で、この地での生産の歴史は正式な文献によると1872(明治5)年にまでさかのぼる。現在は33軒の農家が生産を行い、年間通じて出荷しているが本来の旬は冬。12月~3月ごろが肉厚で、甘味、うまみが乗って来る時期。同祭りはそれに先駆け毎年この時期に行っており、昨年は約1000人が集まり、年々来場者は増えているという。

 当日は同市内飲食店6店舗による黄ニラを使った「ばら寿司」「焼きそば」「ピザ」などの販売、岡山南高校の生徒たちによる「黄ニラ天ぷら」の実演販売、創作料理「DANK」の「黄ニラばら寿司の素」の販売と同商品を使った作り方実演、JA岡山の「黄ニラ入り鶏つみれだんご」実演販売などのほか、元山陽放送アナウンサーで野菜ソムリエの江草聡美さんによる「黄ニラクイズ」や、地元「牧石小学校」の生徒たちによる「黄ニラへの想い」作品パネル展示なども行う。

 そのほか、同2日に行い好評だったパクチーPRイベントに出店した2店舗によるパクチー料理の販売と、同地区のそばを流れる旭川の清流域で捕れた「川ガニ入り黄ニラ味噌汁」を先着120人分用意する(無料)。

 2008年から「黄ニラ大使」としてPR活動を行う植田輝義さん(39)は「地元の人たちも喜んでくれるような地元の祭りをしたかったから始めた。来た人たちと生産者が身近に触れて感じてほしいので『ふれあい祭り』としている。行うことでつながりが広がり、刺激を受け合える」と語る。植田さんは「黄ニラ農家の若手と先輩方との融合。来た人たちを明るく元気良く迎えみんなが笑顔になるイベントにしたい。日本一の産地ということを、この時だけでも思うきっかけにしてほしいし、人それぞれの捉え方で感じてほしい」とも。

 開催時間は11時~14時。駐車場台数限り有り。できる限り公共交通機関(宇野バス牟佐下バス停下車、目の前)の利用を呼び掛ける。問い合わせはJA岡山中部第2営農経済センター(TEL 086-228-0225)まで。

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