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笠岡諸島・白石島に古民家カフェ ビーガンメニュー提供、環境問題考えるきっかけに

白石島にプレオープンした「菜食茶店 KUa(クア)」店主のムヤ歩さん

白石島にプレオープンした「菜食茶店 KUa(クア)」店主のムヤ歩さん

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 笠岡諸島・白石島に「菜食茶店 KUa(クア)」がプレオープンして5カ月がたった。

「菜食茶店 KUa(クア)」の菜食トマトカレー

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 白石島は、広島県との県境・笠岡市の瀬戸内海にある。笠岡諸島31の島のうち、白石島は2番目の面積があり、約500人が住んでいる。

 当店は、白石港から徒歩2分の場所にある。プレオープンに向けて、なまこ壁が残る2階建て古民家を改装した。建付けのたんすや以前使われていた養蚕用の糸車などを店内に残している。

 店主のムヤ歩(あゆみ)さんは、笠岡市地域おこし協力隊として大阪府から2017(平成29)年に移住した。就農を目的として笠岡市内に住んでいたが、2018(平成30)年に白石島へ転居した。同店の運営のほか、普段は地域おこし協力隊として活動やタンザニア出身の夫と2人の娘と共に、畑で野菜を栽培している。

 白石島のまちづくり会議で、カフェが島にほしいという意見が多くあったという。ムヤさんは、カフェ経営の経験はなかったが、食に関心が高く料理が好きだったため当店を始めることにした。メニューは、肉・魚・卵・乳製品などの動物性食品を使わない日替わりビーガンランチなどを提供する。島内で採れる桑の実を使ったジュース、畑で採れた野菜も使う。

 店名の「KUa(クア)」はスワヒリ語で「育つ・育てる」を意味し、白石島ので採れる「桑」に発音が似ていることから名付けた。「地域のみんなで育てる店という願いを込めている」と話す。

 ムヤさんは「ビーガンの生き物を犠牲にせず、自分も含めた環境を丸ごと大切にする考え方に共感する。2011(平成23)年、東日本大震災と福島第一原子力発電所事故がきっかけで健康と環境について考えるようになった。白石島は自然が豊かで、環境や自分に向き合える場所。山歩きや海水浴を楽しんだ後、当店に立ち寄って環境問題を考えるきっかけにしてほしい」と話す。

 現在はプレオープン中で、地域おこし協力隊を卒業する2021年夏ごろにグランドオープンする予定。

 営業時間は木曜・金曜=12時~16時。

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