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岡山のガラス作家・石川昌浩さんの個展 13組の作家が一日店長

「くらしのギャラリー」の店主・仁科聡さん

「くらしのギャラリー」の店主・仁科聡さん

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 「岡山県民藝(みんげい)振興株式会社展~僕らの15日間店長~」が3月5日、「くらしのギャラリー本店」(岡山市北区問屋町)で開かれる。

「石川硝子(がらす)工藝舎」ガラス作家・石川昌浩さんの作品1

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 同展は、「石川硝子(がらす)工藝舎」(早島町)のガラス作家・石川昌浩さんが、10年以上前から開催している展示会。石川さんが、店主の仁科聡さんに作家を紹介するように、2人展として開いていた。

 今年は、石川さんが選んだ20組の作家から、仁科さんが12組を選んだ。イベント名は、石川さんの名前を外し、「くらしのギャラリー」を運営する企業名を付けた。開催期間は、各作家が一日店長を務める。今回は全1500点以上を用意する。

 初日の5日と12日に店長を務める主催者の石川さんは、1999(平成11)年、倉敷芸術科学大学ガラス工芸コースを卒業し、昨年、ガラス作家を始めて20年を迎えた。出品点数は約1000点。

 5日~7日、13日・14日の店長を務めるのは、オーダーメードシューズ「てのひらワークス」(吉備中央町円城)の小林智行さん。在廊中は、靴選びのことなどを相談できる。

 11日の店長を務めるのは、一陽窯(備前市伊部)の備前焼作家・木村肇さん。当日は、参加者は口径3~5.5センチで500ミリリットルサイズの保温ボトルを持ってくれば、木村さんが自作のドリッパーを使ってコーヒーをドリップしてくれる。参加費は440円。

 8日は備前焼で細工物を作る瀧川卓馬さん、10日は財布やペンケースなどの革作品の「ANDADURA」の山本祐介さん、15日は藍(あい)の染色工場「高城染工」(倉敷市児島)、17日は「松本家具研究所」(倉敷市)の松本行史さん、18日は染織家の石田直さん、19日はブレスレットのワークショップを行う「Dove&Olive」(倉敷市)の小野一さん、20日はコーヒーミル研究家でもある「LATHE」の藤田仁志さん、21日は木製スプーンなどを製作する「匙屋」のさかいあつしさんが店長を務める。

 土曜・日曜は、通称「流しのCD屋」こと「moderadomusic(モデラード・ミュージック)」の岡本方和さんも来場する。

 同店の仁科さんは「2020年にたまったパワーが爆発する展示となる。石川さんの主催なのにタイトルからも名前が消えた。8人の初出展作家との出会いもあり、マイクロツーリズムのように2時間圏内の作家に同時に合うことができる。日替わりで変わる店長も楽しんでほしい」と話す。

 開催時間は11時~19時。火曜定休。3月21日まで。

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