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宇野に「泊まれるコワーキング&ZINEスタジオ」 電車・船の待ち時間にも

「宇野港編集室」主宰の橋本誠さん

「宇野港編集室」主宰の橋本誠さん

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 泊まれるコワーキング&ZINE(ジン)スタジオ「宇野港編集室」(玉野市築港1)が1月30日、宇野駅近くにオープンした。

泊まれるコワーキング&ZINE(ジン)スタジオ「宇野港編集室」のコワーキングスペース

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 主宰の橋本誠さんは岡山市出身。現在は東京と岡山を拠点に、全国で企画・編集者として活動する。「岡山県文化連盟」の文化資源の調査や、文化団体への支援活動の中で、ワークショップ運営や冊子の編集を担当するほか、「秋田市文化創造館」(秋田市)など文化拠点の立ち上げ、文化芸術に関する記事の執筆などを行う。全国を訪れる中、各地で活動する編集者やフリーランスが集い交流するコミュニティーの運営や、ZINE・リトルプレスと呼ばれる小冊子作りのワークショップ講師も勤める。

 瀬戸内国際芸術祭の会場にもなる香川県・直島などに何度も通う中、快適に滞在しながら仕事ができる場が欲しいと思い、同施設の構想を練り始めたという。JR宇野駅から徒歩約2分にある木造2階建ての古民家を借り、昨年9月から床貼りや壁塗りなど準備。クラウドファンディングで資金調達も行い、183人から約140万円を集めた。

 会員制のシェアオフィスと小冊子作りのスタジオから成る同施設。かすれやムラのアナログ感が人気だという印刷機「リソグラフ」は小冊子作りに使うことができる。地域住民や観光客も自由に休憩できる場として、リビングを一般開放する。「船や電車の待ち時間に立ち寄れる場所が欲しいという声もある」という。今春から中長期滞在者向けの簡易宿泊も始める。

 橋本さんは「場所のイメージは『屋根のある公園』。仕事をする人とものづくりをする人、地域に暮らす人々、観光客が交わる空間にしたい」と話す。

 会費は、ブース利用=月30,000円~、フリーアドレス=月10,000円~。説明会参加後、登録することができる。

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