
書籍「未完の建築 前川國男論・戦後編」の刊行記念トークイベントが2月22日、「CCCSCD」(岡山市北区石関町)で開かれる。
前川國男は、東京文化会館、国立国会図書館、東京都美術館の設計で知られる建築家。岡山には、岡山県庁舎、岡山県天神山文化プラザ、林原美術館を手がけた。著者の松隈洋さんは約20年間、前川國男設計事務所に勤め、現在は神奈川大学の教授で、前川國男をはじめ近代建築史を専門としている。
トークショーでは、松隈さんと神家昭雄建築研究所の神家昭雄さん、前川國男事務所に長く勤め、天神山文化プラザなどを担当した奥村珪一さんを招き、書籍の内容と岡山の3建築についてなどの鼎談(ていだん)を行う。併せて、天神山文化プラザの見学会を13時30分と15時の2回行う。
CCCSCDを運営するシファカの斉藤正憲さんは「前川建築が歩いて行ける範囲にあるのは珍しい。松隈さん、奥村さんの話で、これまでにない、前川國男建築を深く知る機会になる」と話す。
開催時間は16時30分~18時。参加費は、見学会とトークショー=2,000円、トークショー=1,500円、配信=1,000円。定員は50人。書籍(サイン本)の販売も行う。