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岡山・天神山文化プラザで建築家・前川國男展 同館も設計、12テーマで紹介

展示入り口で前川國男等身大パネルとともに来館者を迎える竹下和宏さん(左)と平野毅さん

展示入り口で前川國男等身大パネルとともに来館者を迎える竹下和宏さん(左)と平野毅さん

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 岡山・天神町にある天神山文化プラザ(岡山市北区天神町)2階第4展示室(TEL 086-226-5005)で現在、同館を設計した建築家の前川國男をテーマにした企画展「建築家のしごと4」が行われている。

「一筆書き」を解説する回転台に載せた模型

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 シリーズ企画となる同展は今年で4回目。岡山・倉敷の建築家が「建築に親しみを感じ、建築家の仕事を知ってもらう機会」として始めた。今年は全館で開催中の企画展「天神山迷路」の共催展として行っている。

 モダニズム建築の基礎を築いたフランスのル・コビュジエに師事した前川は、東京文化会館、東京都美術館、岡山では同県庁・林原美術館と同館を設計した。

 同館の特徴を「シークエンス」、「一筆書き」、「ピロティ」など12のキーワードで説明し、参加する建築家がテーマごとに関連する空間を表現した模型や素材見本を展示する。ダンボール紙で展示用のブースを作り、展示素材に触れられる、回転台を回して景色の違いを見られるなど、工夫を凝らす。

 キーワード「色彩」を担当した竹下和宏さんは「建築になじみがない人から好きな人まで、岡山にある前川國男さんによる近代遺産を知る機会になれば。身近な建物を通して建築の面白さを広く伝えていきたい」と来場を呼び掛ける。

 11日には「建築探訪」と題して、建築家が同館をガイドする。竹下さんは「普段は入れない場所もコースに含み、建物と建築家の前川國男について身近に感じられる機会になれば」と意気込む。10時、14時から各回90分、予約優先、参加費500円(1ドリンク付き)で受け付ける。

 開催時間は9時30分~18時(12日は16時まで)。入場無料。

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