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「岡山県コーフボール協会」設立半年 マイナースポーツ普及へ、「聖地」目指す

OKA岡山県コーフボール協会の白鳥さんほか

OKA岡山県コーフボール協会の白鳥さんほか

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 岡山で「OKA岡山県コーフボール協会」が設立され、約半年がたった。

シュートを放つ野田さん

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 県内のコーフボールの普及・拡大、プレーヤーの強化を目的に設立された同協会。県内には「ペルジック岡山」「オルカス玉野」「岡山ラビットファイターズ」の3チームがあり、県内に複数のコーフボールチームがあるのは同県のみという。

 コーフボールとは、オランダで生まれた球技で、「コーフ」とはオランダ語でバスケットを意味する。見た目はバスケットボールに近く、コーフと呼ばれる板のないバスケットゴールのような枠にボールを入れると得点となる。ボールを持って歩けないところはバスケットボールと同じだが、男女混合の8人が1チーム、ドリブルはできない、体に触れてはいけないなど、異なる点も多い。

 世界60カ国以上で行われている競技で、2024年のオリンピック競技にも立候補している。世界ランキングは、第1位がオランダ、第2位がベルギー、第3位は台湾と言われている。現在、日本での競技人口は約250人と言われている。

 「まだマイナースポーツだが、今から始めて日本代表になれる可能性もある。岡山でコーフボール人口を増やし、コーフボールの聖地としたい。目標は、県内に10チーム、競技人口250人」と語るのは、理事長の白鳥(はくちょう)光太さん。

 白鳥さんは「同会長の眞柴(ましば)啓輔さんから、普及させるためゴールの製作について相談を受けたことをきっかけに、コーフボールを知った。それまでスポーツをやっていなかったが、ドリブルをしなくていいことから馴染(なじ)みやすかった」と振り返る。眞柴さんは現在、オランダのコーフボールチームPKCに所属し、競技の技術について、トレーニングについて、コーチ育成、協会や大会運営についてなどを学んでいる。

 「男女が一緒に競技するところが最大の魅力。ドリブルがないので一人のスター選手だけではゲームは勝てない。コミュニケーションを取り合って、協力し合うことが必要。早く仲良くなるために、私のチームではニックネームで呼び合っている」と話すのは、1月に行われた日韓戦日本代表選手の安井康一さん。同代表だった14歳の野田未来(みく)さんは「同世代の仲間がもっと増えて、オリンピックに出場したい」と語る。

 白鳥さんが事務局を務める岡山ラビットファイターズは、毎週日曜18時~21時に岡山市立興除(こうじょ)小学校で練習を行っている。

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