「Healing Concert X~癒しと祈りの和奏会~」が10月9日、岡山国際ホテル(岡山市中区門田本町)で開かれる。主催はRNN人道援助宗教NGOネットワーク。
同団体は1996(平成8)年、宗教・宗派を超えた世界平和を祈る慰霊活動や被災施設復興の支援を目的に発足した。現在は12団体が加盟。2005(平成17)年、岡山空襲60年目の日に第1回のコンサートを開き、今回で10回目。近年、日本各地で起こる災害で亡くなった人への慰霊と復興を祈るイベント。天台仏教青年連盟全国大会岡山結集と協力して開催する。
当日は、黙とうの後、イスラームの朗誦(ろうしょう)、金光教の吉備楽、真言宗の御詠歌、カトリックの聖歌、黒住教の吉備楽、天台宗の声明(しょうみょう)を予定している。吉備楽は、雅楽で使われる笙(しょう)、篳篥(ひちりき)、龍笛(りゅうてき)などの楽器と歌、舞がセットになった岡山で生まれた邦楽。
天台宗本性院(倉敷市玉島黒崎)の住職・永宗幸信さんは「宗教・宗派は違っていても、祈りの気持ちは同じ。幕末三大宗教の金光教と黒住教の吉備楽、200人で合唱する声明など癒やしのメロディーを聞きに来てほしい」と話す。
13時30分開場、14時開演。入場無料。