「ネパールにおける洪水対策×災害支援ネットワークおかやま『まびシェア』」が11月1日、岡山国際交流センター(岡山市北区奉還町2)で行われる。
同イベントは、「特定非営利活動法人シャプラニール=市民による海外協力の会」(東京都新宿区)が行う、東京、大阪、佐賀などを巡回する全国キャラバンで、全10回。岡山は最後の回。同団体は、バングラデシュ、ネパールなどで、地域の防災支援など生活上の問題解決に向けた活動を行っている。
今回のセミナーでは、前半にシャプラニール・ネパール事務所職員キル・バハドゥール・ガレさんが、チトワン群マディ市で行っている災害に強い地域づくりの活動について話す。マディ市では平地が多く、毎年のように洪水がおこるといわれている。同団体は、「One river One Community」を合言葉に、上流から下流まで一貫した洪水対策に取り組んでおり、河川周辺の集落ごとにハザードマップを作成するなどの活動を通して、地域の人々の防災を考える意識が変わってきたという。
後半は、シャプラニール事務局長の小松豊明さんと平成30年7月豪雨でNPOや市民団体で作る災害支援ネットワークおかやまを立ち上げた「岡山NPOセンター」代表理事の石原達也さん、シャプラニール評議員の白幡利雄さんによるパネルディスカッションが行われる。ネパールと岡山の「洪水に強いコミュニティーづくり」について話し合う。
担当の白幡めぐみさんは、ネパールに住んでいた経験がある。「ぜひ多くの方にネパールの人々の生活の話を聞きに来てほしい。防災に関しての意識やコミュニティーづくりは、共通点もあり違いもある。お互いの学びとなる時間としたい」と話す。
開催時間は18時30分~20時30分。参加費1,000円。