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岡山でJICAのオープン講座 「多文化共生」「環境問題」「フェアトレード」など

JICA国際理解講座を開催する岡山県JICAの守都未来さん

JICA国際理解講座を開催する岡山県JICAの守都未来さん

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 JICA(独立行政法人国際協力機構)国際理解講座が1月18日・19日、「無印良品」岡山ロッツ店「Open MUJI」(岡山北区中山下1)で行われる。

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 青年海外協力隊の派遣など発展途上地国への技術協力を目的として、2003(平成15)年に設立されたJICA。食糧不足、不十分な教育、未熟な経済活動、環境悪化、インフラの整備、保険・医療の不備などに取り組んでいる。

 18日は、講座「SDGsの視点で考える多文化共生」(10時~)、「やさしい日本でコミュニケーション!」(13時30分~)を、カンボジアで日本語教育を行なっていた岩田和美さんがファシリテーターを務める。現在は、外国人労働者の増える島根で地域日本語教育コーディネーターをしている。

 講座「ファッションから考える持続可能な社会とは」(16時30分~)では、岡山県JICAデスクの守都未来さんがファシリテーターを務める。高校1年生の時にカンボジアへ行き、日本から寄付された、きれいだけど誰にも使われていない学校を見て国際協力の難しさを知り、カナダの大学を卒業後、日本で多文化、多言語、多国籍の人が集まれる「Planet café」を立ち上げる。

 守都さんは「安くて手軽なファストファッションの裏側では多くの問題が起こっている。フェアトレードという言葉の認知も広がったが、単純にファストファッションを買わないという選択することが正しいわけじゃない。答えを伝えるのではなく、事実を知り、自分との対話を通して、何を選択するのかを考えていける講座にしたい」と話す。

 19日は、講座「気候変動とモンゴルのトイレ事情」(10時30分~)を、モンゴルでトレイを作る支援を行い、和気町地域おこし協力隊を経て、現在、一般社団法人「まなびと」として活動する中村哲也さんがファシリテーターを務める。

 講座「中央アジアで何が起こったか」(13時30分~)、「一言多い張り紙を作ろう~SDGsをジブンゴトに~」(16時30分~)を、ウズベキスタンで観光業隊員として赴任していた新川美佐絵さんがファシリテーターを務める。

 両日とも15時30分からSDGsゲームの体験会を開く。SDGsババ抜き、SGDsすごろく、「ものはどこからくる」のカードゲームなどを、守都さんが担当する。守都さんは「大学生や中高生はもちろん、これから世界が変わっていくことに敏感な人、現状を踏まえて当事者として一緒に想像し、考えるタイミングとして参加してほしい」と参加を呼び掛ける。

 参加無料。問い合わせは岡山県JICAデスク(TEL 086-256-2917)まで。

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