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岡山で「官兵衛の水攻め弁当」-歴史上の奇策を弁当で再現

JR岡山駅で販売されている「官兵衛水攻め弁当」

JR岡山駅で販売されている「官兵衛水攻め弁当」

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 岡山の弁当屋「三好野本店」(岡山市中区桑野、TEL 086-200-1717)が6月1日から駅弁「官兵衛の水攻め弁当」の販売を始めた。

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 軍師黒田官兵衛が豊臣秀吉に献策したとされる「備中高松城の水攻め」を弁当で再現したもの。JR西日本岡山支社が、NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の放映に伴いラッピング列車を走らせることへの協賛としてJR岡山駅(岡山市北区駅元町1)で販売。かつて水攻めが行われた6月に合わせて販売を始めた。

 内容は、瀬戸内産の真鯛を使った「鯛めし」を城に見立て中央に配置。タレ瓶入りのだしをかけることで「鯛茶漬け」としても楽しめ、水攻めをイメージしている。周りには城主・清水宗治にちなんだ岡山県産のおかずや、秀吉が最初に陣を敷いたのが現在の稲荷山あたりであることから「いなりずし」、堤防の土嚢(どのう)に見立てた「俵むすび」、秀吉が羽柴筑前守と呼ばれたことから「筑前(ちくぜん)煮」や茶道をイメージした和スイーツなどで囲んでいる。

 お弁当事業本部長の若林久義さんは「製品開発室の社員と社長らで何度も試作を繰り返し、JR西日本の意向も取り入れながら1カ月で完成した。いろいろなアイデアが出た中で、史実にちなむ内容でありつつおいしく作ることに注力を注いだ。発売日以降完売になる日もあるほどよく売れている」と話す。

 販売箇所はJR岡山駅、2階在来線改札内「おみやげ街道晴れの国内・三好野本店駅弁売店」、新幹線コンコース内「朝菜夕菜」、新幹線改札横「おみやげ街道岡山」の3カ所。

 販売期間は11月30日まで。値段は1,100円。

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