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岡山の白桃のような「もも笛」予約販売 童謡唱歌「桃太郎」奏でる専用楽器

もも笛を考案・製作をするオカリナ奏者の軽部りつこさん

もも笛を考案・製作をするオカリナ奏者の軽部りつこさん

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 童謡唱歌「桃太郎」が吹ける笛「もも笛」が現在、足守プラザ(岡山市北区足守、TEL 086-295-0001)で予約販売されている。

童謡唱歌「桃太郎」が吹ける笛「もも笛」

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 オカリナ奏者の軽部りつこさんが考案し、製作も手掛けている。直径約8.5センチ、白桃の形状。「桃太郎さん、桃太郎さん、お腰に付けたきびだんご、一つ私にくださいな」のメロディーは6音を奏でられる。通常のオカリナは12の穴があるが、もも笛は5つだけ。1つ焼き上げるのに約8時間かかるという。現在、初回の予約受付の30個は完売した。価格は3,000円。

 もも笛のプロモーションビデオには、桃農家、小学生や足守メロン農家(岡山市北区足守)の板野純也さん、安富牧場(同)のジェラート店スタッフなどが演奏。軽部さんは「誰でも聞いたことがあるメロディーなので、少ない練習で簡単に吹けるようになる。子どもから大人まで、一緒に吹くことができる。SNSやオンラインを使えば、どこにいても同時に演奏でき、桃太郎のように仲間が増えていく。いずれはオーケストラバージョンをリアルな場所でやりたい」と話す。

 これまで、すももやラーメン鉢、岡山の和菓子「むらすずめ」の形状をした笛を作ったことがあったという。新型コロナウイルス感染拡大で、ライブ活動などが中止となった今年3月ごろから試作を約30回繰り返した。通常のオカリナより形状が大きいため、音が低くなる。2重構造にすることでなるべく高い音を出せるように改良をした。

 「桃太郎の童謡は日本全国、誰でも知っている。岡山には、吉備津神社や鬼ノ城など桃太郎の童謡ができる元となった伝説や史跡がたくさんある。国内外の人に、を『もも笛』を通して知ってもらうきっかけに」とも。

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