岡山神社(岡山市北区石関町)で現在、奉納された2022年の大絵馬「寅(とら)」が見られる。
同神社の大絵馬は、2013(平成25)年の巳(み)年に始まり今回で10回目。2022年の干支(えと)は「寅」。横幅約2メートルの大絵馬の中心には、張り子の虎の頭部を配した。玩具の張り子と同様に首と口が上下にゆらゆらと揺れる仕掛け。デザイン事務所「cifaka(シファカ)」(同)が、約2週間で製作し、昨年12月23日に目を入れて奉納した。
同神社には参拝者が願い事を書くことができる小絵馬もある。今年もグラフィックデザインユニット「COCHAE(コチャエ)」が参画。小絵馬には左足を上げる招き猫のような虎を描いた。2016(平成28)年に同神社の大絵馬プロジェクトに参加して以来、願い事を書いた小絵馬を大絵馬に追加してもらう形式を提案してきたという。
同神社宮司の久山信太郎さんは「新型コロナウイルス感染拡大で、気持ちも経済も落ち込んでしまった。寅年は、勢いのある良い年になることを願っている」と話す。
小絵馬の初穂料は500円。