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岡山建築士会、70周年で「建築フェス」 稲葉なおとさんの撮り下ろし写真も

建築フェス2022を開催する岡山県建築士会の会員

建築フェス2022を開催する岡山県建築士会の会員

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 「建築フェス2022」が10月29日・30日、イオンモール岡山(岡山市北区下石井1)おかやま未来ホールで開催される。主催は岡山県建築士会。

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 開催は2019年に続き2回目。今回は、岡山県建築士会の70周年記念事業として開催する。テーマは「つむぐ」。建築の専門家だけでなく、学生や一般にも建築の魅力を知ってもらい未来へつなぐことを目的としている。

 29日は、倉敷鷲羽(わしゅう)高校と精思高校(以上、倉敷市)の生徒が学校周辺を防災の観点で街歩きをし、地域の人の声を聞き、次世代の防災について発表する。岡山県建築士会が「平成30年7月豪雨」の後に作成した、浸水被害のあった家屋の応急処置方法などをまとめた冊子を参加者に進呈する。

 このほか、備前国総社宮(中区祇園)の宮司・武部一宏さん、獅子山八幡宮(新見市哲西町)の禰宜(ねぎ)・難波美帆さんを招き、地神祭など神事における儀礼などについて話す。

 翌30日は、一級建築士で紀行作家の稲葉なおとさんが講演する。今年4月に写真集「津山 美しい建築の街」を出版した。今回の講演に合わせて岡山県内で撮影した建築写真の公開も予定する。

 会場には、設計、建材、地盤、瓦、ガス、建具、サッシ、外壁、内装、伝統工芸など建築に関連する17企業18ブースが出展するほか、岡山県内の大学・高校・専門学校生の作品を展示する「建築家のたまご展」も開く。

 ワークショップブースでは、左官技術を体験できる泥団子作り(1,000円)や小さな鉋(かんな)を使って作る「箸作り」(500円)のほか、檜皮葺(ひわだぶき)の屋根を施工する際に使われる竹製の「竹釘(くぎ)」を打つ(100円)ことができる。

 同会の岸武信行さんは「現在、当会は約1400人が在籍。100周年へ向けて未来を考え、これまで紡いできた技術や知識をこれから建築の世界を目指す学生に引き継いでいきたい。それぞれの建築士が個性を生かして活躍する社会となれば、岡山の街が画一的でなく、豊かな街になっていくと信じている」と話す。

 開催時間は、29日=12時~17時、30日=10時~17時。入場無料。

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