![浅口市観光パンフレット「レンズ越しの浅口」を持つ同市職員・中濱幸紀さん](https://images.keizai.biz/okayama_keizai/headline/1586221755_photo.jpg)
浅口市は、市内観光地をPRするパンフレット「レンズ越しの浅口」を3月末、発行した。
市内観光地をPRするパンフレット「レンズ越しの浅口」の表紙と裏表紙
浅口市は岡山県南西部に位置し、北部には遙照山や天文台などがあり、南部には瀬戸内海が広がっている。同パンフレットは、インスタグラマーの2人が写真撮影をし、同市の魅力を発信することから「レンズ越しの浅口」と名付けられた。
表紙の写真は、フォロワー12万人以上のインスタグラマー・かじのりさんの作品。青い空と青い瀬戸内海を背景に、赤いワンピースを着た少女が歩いている写真。少女は、かじのりさんの8歳の長女。洋服やポーズを助言する妻、5歳の長男も同行し、1日かけて撮影したという。洋服は撮影場所の雰囲気を見て選び、どこかに赤を入れて写真にアクセントを付けているという。このほかに国立天文台(同市鴨方町)、三ツ山(同市寄島町)、遙照山総合公園(同市金光町)などの写真も同誌に掲載している。
かじのりさんは岡山市在住。「プロカメラマンではない自分が、パンフレットの写真撮影を担当することに不安があった。要望を頂けて驚いた。遙照山総合公園には、夜景を見に行ったことはあった。昼でも景色がいいことを知り、桜を見にまた来たい」と話す。
裏表紙の星景写真は、フォロワー1万人以上のインスタグラマー・ハーロックさんの作品。「国立天文台」(同市鴨方町)の背後にオリオン座。瀬戸内海に浮かぶ島「三ツ山」(同市寄島町)と天の川の写真は、見開き2ページで掲載している。
パンフレットを作った浅口市産業振興課の担当者・中濱幸紀さんは「多くのパンフレットの中にあっても、思わず手に取ってみたくなる表紙の力が欲しかった。インスタグラマーの2人による写真の力は大きい。少女の写真は家族連れに魅力を伝え、星の写真は天文のまちのPRになっている。全国から浅口市に行きたいと思ってもらえるきっかけになってほしい」と笑顔を見せた。
浅口市観光パンフレット「レンズ越しの浅口」は、浅口市役所産業振興課や市内施設などで手に入る。