備中とと道トレイルラン実行委員会は、岡山県備中地域の歴史的な街道「備中とと道」を舞台としたトレイルランニング大会「備中とと道トレイルラン2027」を、2027年1月24日(日)に初開催します。
大会の企画・運営は株式会社ITADAKI(本社:広島県広島市)が担当します。
「とと道」とは、かつて岡山県笠岡の港で水揚げされたばかりの魚(=とと)を、魚仲仕と呼ばれる人々が天秤棒に担ぎ、峠を越えて山里の町まで運んだ道のことです。
笠岡・金浦の港から矢掛、井原の宿場町、そして高梁・吹屋まで続く約60kmの道のりには、当時の人々の暮らしを今に伝える石仏や辻堂、古い町並みが今もひっそりと点在しています。
冷蔵技術もトラックもない時代、人は自分の足で、海の恵みを内陸の人々に届け続けました。その一歩一歩が積み重なってできたのが「とと道」です。
本大会は、この道を自分の足で「歩く」「走る」という体験を通じて、速さや距離だけでなく、地域の歴史や景色、そこに生きた人々の営みに触れてもらうことを目指しています。
本事業は岡山県備中県民局「令和8年度備中地域みらいづくり支援事業」の一環として実施します。

本大会のコースは、笠岡市・井原市・矢掛町・高梁市の4市町村をまたぐ、備中地域全体を舞台にしたルートです。瀬戸内海を望む笠岡・金浦の港町から出発し、矢掛・井原の田園風景と古い街道筋を抜け、ゴールは高梁市吹屋。
吹屋は江戸中期から昭和にかけて銅山とベンガラ(赤色顔料)の生産で栄えた町で、赤褐色の瓦や弁柄で赤く塗られた格子の家々が立ち並び、町並み一帯を歩くと鮮やかな赤色に彩られた異空間を体感できます。2020年には「『ジャパンレッド』発祥の地~弁柄と銅の町・備中吹屋~」として日本遺産にも登録されています。
また、ゴール会場の旧吹屋小学校は現役最古の木造校舎として使われていた建物で、7年をかけた保存修理を経て2022年に一般公開されました。
港町の潮風から山あいの朱色の町並みまで、一日で備中の歴史と風土を一気に駆け抜けられるのが本コース最大の魅力です。
コースディレクターは、笠岡市在住のランナー・渡辺彦道氏。
地元をよく知る渡辺氏の監修のもと、単なる山岳コースではなく、地域の暮らしと文化を肌で感じられるルート設計を行いました。
大会名
備中とと道トレイルラン2027
開催日
2027年1月24日(日)
会場
ロングスタート会場:金浦小学校
ショートスタート会場:中世夢が原
ゴール会場(共通):旧吹屋小学校
主催
備中とと道トレイルラン実行委員会
大会公式サイト
https://totomichi-trailrun.com/