食べる 暮らす・働く

「岡山パクチー」産地出荷場でPRイベント-高校生や飲食店とのコラボ料理も

パクチーを手にする、JA岡山パクチー部会代表の植田輝義さん(39)

パクチーを手にする、JA岡山パクチー部会代表の植田輝義さん(39)

  • 0

  •  

 岡山市北区玉柏にあるJA岡山パクチー・黄ニラ出荷場で11月2日、岡山産パクチーのPRイベント「岡パク ウェルカムパーティーVol.1」が行われる。

会場となる出荷場

[広告]

 玉柏・牟佐地区は日本一の黄ニラの産地。2000年から3軒の黄ニラ農家らでパクチーの試験栽培を開始、現在10軒の農家で、生産量は全国第3位にまで発展している。黄色のつなぎ服がトレードマークの「黄ニラ大使」として同地区産黄ニラのPR活動を行う植田輝義さん(39)を中心に、2006年には「JA岡山パクチー部会」を結成。昨年9月から正式にパクチーのPRも始め、今回が初の大々的なイベントとなる。

 植田さんは「いつもつなぎ服を着ているのは『つなげる役割』にちなんで。生産量も増えてこれからの農業。ブランド構築も1次産業の僕らがやらないと。使命だと思っている」と話す。「出荷の約8割が東京向けだが初回をまず地元で行い、今後は岡山中でムーブメントを起こしていきたい」と熱意を語る。

 同イベントでは、生産地見学ウオーキング(40分程度、先着89人)や、同市内でパクチー料理を提供する飲食店「アルバンモー」「あんさんぶる」「クワイエットビレッジ・カレーショップ」「デコズキッチン」「フリーダムタコス」の5店によるパクチー料理のレシピ・試食販売のほか、今年6月に発売となった岡山南高校との共同開発商品で、パクチーを使ったアイスクリーム「おかやま愛ス」を同校商業科の生徒たちが販売。生活創造科による焼き菓子の試食、服飾デザイン科の生徒たちがデザイン・制作したユニホーム「岡パク・ベスト」のお披露目なども行う。

 植田さんは「日本人の味覚に合わせた品種を生産している。パクチーが苦手な方でも食べられる料理を提案しているのでイメージが変わる。家庭で、お店で、食べて応援してほしい」と笑顔で語る。当日会場付近にはのぼりが立ち、パクチーとの語呂合わせ「89」人分のプレゼントも用意するという。

 開催時間は11時~14時。雨天決行(屋根有り)。駐車場台数限り有り。できる限り公共交通機関(宇野バス牟佐下バス停下車、目の前)の利用を呼び掛ける。問い合わせはJA岡山中部第二営農経済センター(TEL 086-228-0225)まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース