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岡山の「うらじゃ」踊りを絵本に オリジナルストーリーとイラスト募集

うらじゃ踊りの絵本を作るプロジェクトを行う岡山青年会議所の大北大士郎さんと服部悟さん(左から)

うらじゃ踊りの絵本を作るプロジェクトを行う岡山青年会議所の大北大士郎さんと服部悟さん(左から)

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 うらじゃ振興会が開催する「うらじゃ」踊りのオリジナル絵本を作るプロジェクトで現在、絵とストーリーを募集している。

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 「うらじゃ」踊りは、衣装と顔に温羅(うら)化粧と呼ばれる鬼を模した化粧をしたグループで踊る祭り。1994(平成6)年にスタートし、今年で27回目を迎える。昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となり、連を卒業する人を対象とした踊りを無観客ライブで行った。今年は、8月21日・22日に開催する。

 同プロジェクトは、子どもが「うらじゃ」踊りに参加し、好きになってもらえるようなオリジナル絵本を作り、岡山市内の保育園・子ども園・幼稚園に150部、岡山県立図書館・岡山市立図書館に25部など全て約200部を寄贈する計画をしている。

 絵本を作るための「うらじゃ」にちなんだオリジナルストーリーと、「うらじゃ踊り」をテーマとしたイラストを募集する。ストーリーは絵本で約20ページの文章を、イラストは手書き・デジタルのA4サイズを目安とし、4歳~6歳の子ども向けを想定している。

 5月の作品選考会ではストーリー部門を1点選び、選考された作品が絵本のストーリとなる。絵「部門」で選ばれた5人が、6月にプレゼンテーションし最優秀者を決定する。最優秀賞者は新ためてストーリーに合ったイラスト制作を行う。7月から制作をし、12月ごろ完成を目指す。

 岡山青年会議所の大北大士郎さんは「うらじゃ踊りをもっと親しんでもらうために、うらじゃの歴史を知り、踊りたいと思うような絵本を期待している。イラストは、デザインを学ぶ学生からプロまでどんな幅広い人に応募してほしい」と話す。

 服部悟さんは「うらじゃの蓮では、まずストーリーを作って振り付けを考えると聞いたことがある。蓮で踊る人のストーリーが絵本になるのも興味深い。特設サイトには歴史を説明しているページも用意したので、オリジナルストーリーをどんどん考えてほしい」と参加を呼び掛ける。

 ストーリー部門の採用者と絵部門の最優秀賞者には、8万円分のアマゾンギフト券を、優秀賞の4人には2万円分のアマゾンギフト券を贈る。応募は岡山県民に限る。

 応募は5月16日まで。

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