岡山天満屋（岡山市北区表町2、TEL 086-231-7111）が2月8日～11日、「児島デニムバレンタインセット」を販売する。

　倉敷・児島のデニム加工会社「美東」直営店「kojima market place（コジマ マーケット プレイス）」事業部の西山範彦さんは、同店と組み「デニムを身近に感じられるきっかけづくりを」とバレンタインに合わせて今回のギフトセットを用意。これまでも双方の製品を使ったコラボレーションを行ってきた「クオリティ美作」(美作市)の茶師・下山桂次郎さん、「パティスリー・シエルブルー」（総社市）のパティシエ・伊藤嘉浩さんらで企画したという。

　セット内容はデニム素材の「お茶染めカードケース」と「シエルブルー特製チョコレート」「下山さんちのほうじ茶のティーバッグ」の3点。価格は2,625円。限定50セット。

　美東では同地域のジーンズ加工業者「WHOVAL（フーバル）」との共同で染色が難しいとされる「茶染め」を少量の茶葉で効率よく染める技術を開発。昨年よりクオリティ美作の茶葉を使った茶染めデニム製品の製作にも乗り出している。

　同カードケースは縫製を児島の縫製職人が行い、裏地を高級志向ブランド同様のコーティング加工で耐久性を出している。「ほうじ茶ティーバッグ」は美作市海田産の5～6月に採れた良質の茶葉のみを使用。ティーバッグ用に焙煎（ばいせん）を2回行うことで渋みを緩和。ティーバッグ自体も無味無臭で成分解性の素材を使い、味と環境にも配慮している。「チョコレート」は下山さんちのほうじ茶を糖衣がけしたアーモンドの食感とオレンジの香りを楽しめるという。

　「岡山はデニムの産地で有名だが、幅広く支持されるデニムを使ったギフトセットはなかった。地元愛の話題になるようなギフトを作りたいと思い、シエルブルーさん、下山さんの力を借りて形になった」と西山さん。「岡山の魅力を再確認するきっかけになれば。自分たちの住む地域を誇りに思うことで地域が盛り上がって行くと確信している。地元はもちろん、県外や海外の方にもこのセットで岡山の魅力を感じてほしい。世界的に見てもどこに出しても恥ずかしくないクオリティー」とも。