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オオスズメバチの幼虫をネット販売 9月・10月が捕獲期

熱田安武さん

熱田安武さん

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 岡山県・美作市に住む熱田安武さんが蜂の子など販売するオンラインショップ「あつたや」を開設し2カ月が過ぎた。9月~10月が蜂の子の捕獲期となる。

オオスズメバチの焼酎漬け

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 「ハチ追い(ぼい)」と呼ばれる伝統技法で生け捕りしたオオスズメバチの女王蜂だけを提供している同ショップ。ハチ追いとは、生きたコオロギを餌に素手の上でオオスズメバチを待つ。餌を食べている間にハチのカラダにリボンをくくり付ける。このリボンを追って蜂の巣を突き止める。薬剤や煙幕を使わず土の中にあるオオスズメバチの巣を掘り起こす。

 昨春、高知県から移り住んだ熱田さんは4歳から、ハチ追いをしている。「オオスズメバチは最も危険なハチだが、女王蜂の幼虫は大きく、とびきりのごちそう。素材の価値を一番良い状況でお届けするために薬剤も使わない。知識だけでなく、野生の力を高めることで自然と対峙(たいじ)できる」と話す。

 同ショップではイノシシやシカの肉も部位ごとに販売している。民家などに巣を作ったハチの駆除請負も始めた。ハチの駆除も薬剤などは使わず、生け捕りにする。

 「野生のおいしいものだけを届けたい。命を頂くことで元気になってほしい」と熱田さん。「地域に喜ばれることをしていきたい」とも。

 価格は、蜂の子幼虫(冷凍)、蜂の子さなぎ(同)とも540円。

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