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岡山市の食を「D級グルメ」でアピール-「伝説の岡山市」とのコラボ

そびえ立つビルをイメージした「大都会タコライス」

そびえ立つビルをイメージした「大都会タコライス」

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 岡山市の行うPR企画「伝説の岡山市」とのコラボで、7月31日から同市の食をアピールするキャンペーン「D級グルメ」が市中心部の飲食店14店舗で行われている。

「桃太郎の鬼退治スムージー」

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 同市役所内の食堂で今年2月に期間限定で提供していた「大都会カレー」がネット上で話題となり、1カ月弱という短期間にもかかわらず、大阪など遠方から食べに来た人もいたことを受け、地元有志らが実行委員会を結成し同キャンペーンを開始。規模を街中に、期間も12月31日までと、スケールを拡大して行っている。

 D級の「D」は、「伝説」、「デリシャス」、「ドラマティック」、「大都会」、「でぇーれー」(岡山弁で「凄い」を意味する)などの頭文字で、特設サイトでは岡山市出身の俳優、八名信夫さん出演のムービーも配信。その中で八名さんは「まずーくねぇなあ、もう一杯」と言っており、青汁のCMで「マズい」という台詞のイメージが定着している八名さんに「うまいと言わせたい」というのがコンセプトだという。

 参加店では、エビの天ぷらを鬼の角に見立てた「鬼が島うどん」や、エビカツや棒ヒレカツのそびえ立つ「大都会タコライス」、岡山県産桃太郎トマトと桃のスムージーに、きびだんご、黄ニラのしま模様のチョコをトッピングした「桃太郎の鬼退治スムージー」など、各店とも趣向を凝らした一品を提供。参加店とメニューは特設サイトで紹介するほか、13日からは地図付きの印刷物を市内ホテルなどに配布を開始した。

 実行委員会代表の池田一晃さんは「県外から遊びに来た友人に『岡山に来たら食べさせたいもの』を心掛けた。どの店も儲けよりも『面白い』とこころよく参加してくれている。ありえないボリュームや盛りつけ方、奇抜(きばつ)な食べ物ばかりだが、基本的にどれもおいしい」と話す。今回新たにメニュー開発を行った店のほかに、岡山市民に長く愛されているデミカツ丼や、ボリュームが自慢のカツカレーの店も加えたという。

 池田さんは「フェイスブックやツイッターに投稿したくなる、話題にしたくなるもの、というねらいもある。今年は瀬戸内国際芸術祭が開かれるなど、県外から人が来る機会も多い。岡山にはじめて来る人にも楽しんでもらえたら。盛り上がれば来年1月からセカンドシーズンを開催したい」と意気込む。

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