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岡山にカレー&喫茶「サティスファクション」-若夫婦が居抜きで開業

國方(くにかた)信之介さん(31)と、雅美さん(28)夫婦で切り盛りする

國方(くにかた)信之介さん(31)と、雅美さん(28)夫婦で切り盛りする

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 岡山に「SATISFACTION CURRY&CAFE(サティスファクション カレーアンドカフェ)」(南区万倍78、TEL 086-250-1200)が9月20日にオープンして1カ月になる。

信之介さんが作る「チキンカリー」

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 ロック音楽好きの國方(くにかた)信之介さん(31)と、雅美さん(28)夫婦の店。店名はローリングストーンズの曲名「I Can’t Get No SATISFACTION」から取ったという。コンセプトは「日常の一コマにSATISFACTION (満足)を」で、「素材から調理、全ての部分こだわっているので、朝・昼・夜、全時間帯、あらゆるニーズに『満足』を提供できる」と熱く語る。

 カウンター6席、テーブル20席。店舗面積約20坪の同店は、8月に問屋町へ移転した「カフェカプリ」跡で「居抜きで引き継ぐ人を探している」という話が同じ問屋町のカフェ「アンシャンテ」に勤務する雅美さんの耳に入り、喜んで挙手。雅美さんは「高校生のころから独立願望が強く、いずれは自分の店を持つつもりだった」という。

 昨年7月に結婚したという2人。ケーキやコーヒーなどカフェメニューは雅美さん、カレーは信之介さんが担当する。雅美さんは調理学校を卒業後、カフェや飲食店に10年ほど勤務。「アンシャンテ」では店長も務めていた。信之介さんは独学だがカレー好きが高じて、自分でスパイスを探し求めては、いってひいてさまざまなブレンドを試し、雅美さんが「専門店に負けない味」と驚くほどに。自然な流れで「いずれ2人でお店をやろうという感じになった」という。

 一つ一つルーを変えているというカレーは、国産骨付き鶏肉の「チキンカリー」(850円)、国産牛せせりを使っている「ビーフカリー」(950円)。いずれもスパイスを10種類は使っている。ほかに、辛味スパイス控えめで子どもにもおすすめの「ダブルキーマカリー」(800円)なども。デザートメニューは「季節のロールケーキ」(400円)や、昔ながらの「カスタードプリン」(250円)、濃厚な「とろける濃厚プリン」(300円)、「チュロス(アイスのせ)」(600円)など。

 「ランチ」や「モーニング」にセットとして付けることもできるコーヒー・紅茶は、単品では2~3杯は飲めるポットで提供。「ブレンド」(500円)は、「ハード」と「ソフト」の2種類があり、「ハード」はカレーに合わせてスパイスに負けないコーヒーを選んでいる。その都度豆をひきハンドドリップで入れ、ポットとカップでは「提供する量によって満足できる味に違いがある」と、豆の蒸らし時間や抽出時間を変えているという。ほかに「ラッシー」(500円~)や、アルコールメニューも用意する。

 「家で作れるものは出したくない。吟味した材料を手間暇かけて仕上げている」という2人。「店名にカレーとあるが、カレー屋という感覚ではなく、どのメニューも主役級。全てのメニューについてこだわりを語れる」と笑顔で話す。

 営業時間は10時30分~20時30分(ラストオーダー、土曜・日曜・祝日は9時~)。火曜・第3日曜定休。分煙・ランチ時禁煙。駐車場8台。

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