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岡山で子育て中の母親によるデリバリーサービス「ママイーツ」 ランチタイム限定で配達

「ママイーツ」スタッフの川上夕夏(ゆか)さん

「ママイーツ」スタッフの川上夕夏(ゆか)さん

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 子育て中の母親が飲食店のメニューを運ぶデリバリーサービス「ママイーツ」が3月1日、開始した。

肉盛り蕎麦(そば)の「肉盛り蕎麦屋が作る肉盛り牛丼弁当」(880円)

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 運営は、子育て中の働く女性を応援するNPO法人「輝くママ支援ネットワークぱらママ」(岡山市北区東古松)と飲食店で構成される「ママイーツ運営委員会」が行う。コンセプトは、「岡山の飲食店を応援」「飲食店とママの力で地域を元気に」・「ママの活躍の場を」としている。

 電話か公式LINEで注文でき、JR岡山駅を中心に徒歩20分圏内の企業・法人にスタッフが徒歩・自転車で配達する。配達料は1個100円で、子育て中の母親が働きやすい平日のランチタイムに配達する。

 メニューは、「American Dining MOBY(モビー)」(駅前町1)のモッツァレラチーズハンバーグ(950円)など、「ありがとう焼うどん」(表町1)のありがとう焼うどん(390円)、「和洋旬彩だいにんぐ五感」(中山下1)の岡山産森林鶏の鉄板焼弁当(900円)、「テッパンクウヤ」(野田屋町1)の海鮮ミックスたこ焼き(4個=400円、6個=580円、8個=780円)、「中華そば冨士屋」(奉還町2)の中華そば(730円)、「かざみどり」(平和町)の農家の彩り弁当(800円)、「ヤキトリダイニングとりでい西口店」(駅元町)の炭火焼き鳥丼(700円)、「肉盛り蕎麦(そば)」(中山下2)の肉盛り蕎麦屋が作る肉盛り牛丼弁当(880円)などを用意している。参加店舗の多くは、同サービスのために商品を開発した。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、客が減った地元飲食店を、働く場所が減った子育て中の母親たちで応援しようと「ぱらママ」が発案した。現在は、スペイン料理店「バルサバルサ」(本町)などの軒先を借りて店頭販売も行っている。営業終了後12時30分から13時まで、大学生は学生証を提示すれば、弁当を半額で購入できる。

 「ぱらママ」代表の藤井弥生さんは「ママからスタートしたが、今後は学生やおじいちゃん、おばあちゃんにも関わっていってほしい。地元の飲食店を応援し、関わる人が笑顔になることで、地域活性をしたい」と話す。

 「ぱらママ」は2010(平成22)年に設立し、現在のスタッフは6人。オンライン再就職支援講座、各種求人情報の提供、キャンピングカーレンタル事業ほか、キャンピングカーを使った「移動託児カー・ベビースポット」のサービスなども行っている。

 営業時間は11時30分~12時15分。土曜、日曜定休。注文は、前日18時までと当日10時30分まで受け付ける。

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