食べる 暮らす・働く

岡山発「デミカツ丼マップ」配布場所増え続ける-フェイスブックなど活用も

イベント会場でPRを行うおかやまデミカツ丼応援隊メンバー

イベント会場でPRを行うおかやまデミカツ丼応援隊メンバー

  • 1

  •  

 岡山市中心部のカフェや飲食店、ホテルなどで無料配布している「おかやまデミカツ丼MAP vol.3 市街地おさんぽ編」の配布場所が、4月の発行後も拡大し続けている。

「おかやまデミカツ丼マップ」街中の16店舗を紹介している

[広告]

 発行部数は1万部。折り畳んで持ち歩きやすく、歩きながらでも見やすい工夫がされており、これまでのデミカツ丼を提供する店の場所や情報に加え、vol.3では交通機関や、腹ごなし散歩コースとして市街地を南北に流れる西川周辺の様子なども掲載している。地図上には岡山駅や後楽園、岡山城なども載っており、食べ歩きや散歩などのほか、観光マップとしても利用できる。

 発行は、岡山発祥のご当地グルメ「デミカツ丼」という切り口から、地域を活性化や岡山のPRを目的とする民間団体「おかやまデミカツ丼応援隊」で、マップのほかに、まちづくりイベントへの出展や、コンビニとのコラボ弁当、ビール会社との共同PR活動などを行ってきた。ほかにも「デミ活」と名付けて、フェイスブックページへ店の情報や食べた感想を自由に投稿できるようにしたり、フランス語の2(ドゥ)と3(ミ)と「デミ」の語呂合わせで毎月23日を「デミ活の日」に設定したりするなど、ファンを増やすための活動も行っている。マップへの情報収集はこの「デミ活」参加者から寄せられたものなどを活用し、制作に携わった人数は約30人。発行までに構想から1年かかったという。

 応援隊メンバーの小倉沙織さんは「誕生から80年愛され続けている岡山市民の味を、まず地元の方が食べることで岡山の食文化を育て、それが結果として岡山の強み、PRとなる。みんなで一緒に岡山のまちづくりを行ってゆきましょう」と話す。今後はデミカツ丼の歴史研究や「伝説の岡山市」関連、他団体との連携なども考えているという。

 配布場所はデミ活のフェイスブックページで紹介しているほか、デミ活のウェブサイトからマップPDFでダウンロードもできる。「デミカツ丼マップ郊外編」を秋ごろ発行予定。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース