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岡山の不動産会社がソーラー発電事業進出-不動産の新しい有効活用

5月30日には関係者を招いての地鎮祭がとりおこなわれた。

5月30日には関係者を招いての地鎮祭がとりおこなわれた。

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 岡山市北区の不動産会社ウェーブハウス(北区辰巳2、TEL 086-245-9595)が6月27日より、瀬戸内市牛窓町でソーラー発電事業を開始する。

「ウェーブハウス」自社建屋の屋根には、ソーラーパネルが敷き詰められている

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 2042平方メートル(617坪)にパネル合計400枚で100キロワット時の発電所を稼働させる。約20世帯分の発電量を賄えるという。

 不動産事業が主である同社がソーラー発電事業に乗り出したのは、自社建屋で自らが「ソーラー発電」に関する事業性を感じ、本業である不動産事業とのシナジーが生れるとの判断から。

 ソーラー事業のために最適な候補地を探し、地主からの同意を得て土地を借受けた。

 岡山県瀬戸内市内でも牛窓町は日照時間が長い土地。その地域特性を生かして土地の有効活用を考えた。昨年より、自社建屋の屋根に約40枚(10キロワット時)のソーラーパネルを設置し、自ら事業性、耐久性なども検証を続けた。

 「ソーラー発電事業においては、設備投資の一括損金扱い、節税効果なども緻密に計算し、事業的にも大きな可能性を感じている。地主さんにも喜ばれ、エコビジネスで自社にもチャンスとなり、地元への社会貢献にもつながればうれしい。岡山の特産品は果物だけでなく、『太陽』もその一つ。自然と調和を保ったビジネスの先鞭(せんべん)になればうれしい」と市川周治社長。

 発電された電気は電力会社が買い取る。

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