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岡山で日本遺産「桃太郎伝説」を楽しむ17プログラム ガイドブック配布も

NPO法人みんなの集落研究所の中野奈美さん

NPO法人みんなの集落研究所の中野奈美さん

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 日本遺産「桃太郎伝説」の魅力を紹介する「伝説の舞台を巡る17プログラム」が10月13日、スタートする。主催は日本遺産「桃太郎の生まれたまち・おかやま」推進協議会。

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 2018(平成30)年、「『桃太郎伝説』の生まれたまち・おかやま~古代吉備の遺産が誘(いざな)う鬼退治の物語」が日本遺産に選ばれた。同プログラムは、岡山市、倉敷市、総社市、赤磐市にある27の文化財などで構成されている。

 2018(平成30)年11月から、鬼ノ城(総社市)、矢喰宮(岡山市北区高塚)、吉備津神社(吉備津)、造山古墳(新庄下)、きびだんごなど27文化財をより多くの人に知ってもらうために「日本遺産コピーライティングワークショップ」と題して各文化財のコピーを作る公開プログラムを3回開いた。全体のコピーは「おかやまは温羅(うら)でおもてなし」。その後、文化財「白山神社の首塚」が増え、28となった。

 2019年6月から実際に文化財を巡る体験型講座を作るための「日本遺産おもてなしプログラム実践ワークショップ」を3回行った。毎回、約20人の参加者が地元で活動する人たちや企業とコラボしたプログラムを立案し、「桃太郎伝説を楽しむガイドブック」を作った。

 岡山桃太郎空港の近く「レスパール藤ヶ鳴」(菅野)で10月13日からオニの面絵付けが体験できる(2,100円、「桃まるごとシロップ漬け」の土産付き)。鬼ノ城(総社市)では、10月20日(14時~)に紙で作るオニのツノを頭に付けて鬼ノ城を歩くプログラム「オニのツノ工作会」(300円)を開く。古墳に詳しいコフニストを名乗る全国古墳普及委員会の「かまどねこ」さんの解説による「こうもり塚古墳及び緑山古墳群」プログラム(11月30日)、「造山古墳」の造られた当時を思い起こしながら歩くプログラム(12月7日)も計画されている。

 ガイドブック作りを担当したNPO法人「みんなの集落研究所」(岡山市北区表町1)の中野奈美さんは「より多くの人に知ってもらい県内外の人に訪れてほしい。岡山市に住む人でも知らない地域の歴史は多くある。受け入れる地域の人たちにも楽しんでもらいたい」と話す。

 ガイドブックは、各役所や公民館、ももたろう観光センター(駅元町1)などで配布している。プログラムは12月23日まで。

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