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新庄村産の天然甘味料「ひめらて」販売開始-岡山天満屋で

先行販売に新庄村から駆け付けた「源流域農産物の会」の2人

先行販売に新庄村から駆け付けた「源流域農産物の会」の2人

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 岡山市の百貨店「岡山天満屋」(北区表町2、TEL086-231-7111)で、新庄村産ヒメノモチで作った「ひめらて」の販売が始まった。

「ひめらて」

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 9月20日~23日開催の「岡山フェア」で先行販売を行い、岡山天満屋地階フーズパレット内「岡山贔屓(びいき)」のコーナーで引き続き販売している。県産の加工食品を紹介するコーナーで、「岡山の魅力再発見」を目的に、対面販売や地元食材を使った料理教室などのイベントも開催。生産者と客の橋渡し的役割も担っているという。

 「ひめらて」は新庄村で親しまれている甘酒をヒントに、同村特産のヒメノモチ米と、ヒメノモチで作った麹のみを使ったヘルシーな天然甘味料。カップ1杯のミルクにスプーン1~3杯を混ぜ、アイス・ホットドリンクとして楽しめるほか、料理やお菓子作りにも砂糖代わりに使える。

 企画・商品開発は新庄村と、岡山の魅力発信に努める同市イタリアン「RISTORANTE Terada(リストランテ・テラダ)」の寺田真紀夫シェフが共同で行い、パッケージは新庄村の豊かな自然を表すアイコン「毛無山」「ブナの樹」「小川」「田んぼ」「桜」をちりばめ、「ひめらて」という文字をピンク色で際立たせ、同村発の新しい商品としてのイメージを鮮明に表したという。

 フーズパレット担当の山本寛さん(28)は「ミルクに入れて、グレープフルーツなどかんきつ類にかけて、など食べ方を紹介すると興味を示す方も多く、最近のキーワードである『健康志向・発酵食品』の影響もあり30代後半~50代の女性や、健康、アンチエイジングに興味がある方に売れている」と話す。

 天満屋ではこれまでも、新見市や真庭市など地元地域にスポットを当て岡山の魅力を紹介してきた。山本さんは「まだまだ岡山には知られざる逸品がある。地域との交流を深め、岡山ならではの商品を展開し、県内外のお客さまへご紹介していきたい」と熱意を語る。

 今後は「ひめらて」を使った調味料やスイーツなど新しい商品展開を予定。ほかに「ひめらて」を使った料理教室なども検討中という。

 価格は150グラム入り570円。岡山天満屋の営業時間は10時~19時30分。

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