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北区石関町に古書店-元書店員の女性、夫と二人三脚で運営

古書店「河童堂(かっぱどう)おもひで古書店」の店内はアットホーム

古書店「河童堂(かっぱどう)おもひで古書店」の店内はアットホーム

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 岡山市北区石関町の市民会館前に昨年11月、古書店「河童堂(かっぱどう)おもひで古書店」(岡山市北区石関町5、TEL 086-223-1277)がオープンして約2カ月がすぎた。

「元看板娘」と「現役看板娘」のふたり(関連画像)

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 岡山のカルチャーゾーンの中心に開店した同店。地下1階は倉庫、店舗は地上2階建て(延べ80坪)で、蔵書は1500冊を超えたという。

 店主の在本(ありもと)淳子さんは元書店員。ご主人との結婚・出産を機に退職したが、子どもの成長にともない「また働きたい」という気持ちが高まり、さまざまな選択肢の中、「とにかく本が大好き、本に囲まれた時間を過ごしたい」という理由から同店を開いた。土日には、勤め人であるご主人も店の手伝いに訪れる、二人三脚の店舗運営。

 「私はもっぱら漫画で、活字中毒は主人のほうかも」と在本さん。コミック棚を任された書店員時代には、独自で漫画を紹介するPOPなどを作り、陳列にも工夫を凝らしたという。新刊が出るたびに、在本さんの作ったPOPを見るのが目的で来店してくれるようなファンにも恵まれたという。また、通常では10冊しか売れる見込みのない商品を、工夫を凝らして100冊売り切ったという「武勇伝」も。

 「だからこそ新しい仕事や業種を選ぶよりも、書店時代に培った経験やノウハウを生かせる環境を最優先に探し、自営で開店するという道を選んだ」という。自分の好きな本や漫画が「次の人に紡がれていくのが何よりもうれしい」とも。

 朗読会や弾き語りライブ、地元アーティストのイベントなどにも店舗スペースを利用していく予定だという。1月18日には、ワンコイン500円で参加できる「骨盤矯正体験」なども開かれる。

 長女の麻莉ちゃんを保育園に預けられない、などの理由から、営業時間には「看板娘」のかわいい笑顔がいつも店先に。子育てとの両立のため営業時間も多少流動的で、「お客さまには申し訳ありませんが、営業日や営業時間はフェイスブックなどでチェックしていただければ」と「元・看板娘」の淳子さんは笑う。

 営業時間は11時30分~17時(変更あり)。火曜定休。

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