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岡山の西大寺会陽前夜祭でタップダンス 般若心経に乗せて奉納

タップダンサーのASAKIさん

タップダンサーのASAKIさん

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 岡山市にある西大寺観音院(岡山市東区西大寺)で2月16日、「西大寺観音院1000人般若心経×達歩(タップ)」が行われる。

タップダンサーASAKIさんのタップシューズ

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 今年で509回目となる西大寺会陽(えよう)、通称「裸祭り」の前夜祭として行われる。17日にはふんどし姿の男性約9千人が集結し、宝木(しんぎ)を取り合う。福男を決め、国家安穏・五穀豊穣・万民豊楽を願う祭り。

 2017年から女性を対象に福娘を決める「五福餅まき」を前夜祭として始めた。同日のスタートとしてタップダンサーのASAKIさんら約10人が本堂に上がり、般若心経などいくつかの真言を唱えながらタップを踏む。当日、訪れた人は真言を書いた冊子をもらい、本堂の下から一緒に真言を唱えることができる。

 ASAKIさんは1995年ごろからタップダンスを始め、2011年にはエジプトのピラミッド、イースター島、ウユニ塩湖などでタップを踏み世界一周したという。帰国後、東京から岡山県美作市に移住し、2013年から棚田を舞台に1000人タップを始めた。ASAKIさんは「大地を感じながら、一緒に音や空気を作っていく。一体感を感じられる1000人タップを進化させていき、ご縁があって西大寺にたどり着いた」と話す。

 東京に住んでいた頃から、四国お遍路にも興味があり、住職が木魚をたたく音でタップを踏むという夢を見たことがあるという。「音に惹かれることが多く、お経を唱える声にも、テクノ音楽やディジリドゥ、ホーミーなどと通じる倍音を感じる。本堂で踊る時、心が謙虚になれる。当たり前である多くのことに感謝をし、本来の自分の姿で踊れる。ぜひ、一緒に体感してほしい」とも。

 開演時間は18時~18時30分。参加無料。

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