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岡山・西川緑道公園に手作りロボット100体 イルミネーションにきらめき添える

自作のロボットを掲げる石原大義さん

自作のロボットを掲げる石原大義さん

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 岡山市の西川緑道公園で開催中の「西川イルミ’16」の特別企画として12月17日、「水と緑の秘密基地」が開催される。

石原さんが作成したロボット

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 西川緑道公園の県庁通りから南へ約200メートルの川沿いに、アーティストの石原大義(ひろのり)さんが作成したロボット約100体が展示される。園内の樹木や縁石、イルミネーションの明かりに映えるよう配置する。ロボットはカラーホイルの折り紙を数色使用して装飾され、高さ30センチ程度から小さなものまでサイズは多様。会場内に石原さんによる作成の実演コーナーを設ける。

 ロボットの材料は酒パックとストロー、ペットボトルのキャップなど身の回りにあるもの。酒パックをはさみで切って体のパーツを作り、補強とバランスをとるためティッシュを詰め、セロハンテープで留めて組み立て。メタリックカラーの折り紙やビニールテープで土台が見えないように覆って鮮やかに仕上げる。石原さんが好きな戦隊ロボットを自由にイメージして作り、動物をモチーフにした作品もある。

 石原さんは「閑谷(しずたに)福祉会閑谷ワークセンター・せと」(岡山市東区)に通所し、園芸作業と花の販売を担当している。工作が得意だと話したことをきっかけに、仕事の合間にロボット制作をするようになった。近隣の保育園で作品紹介をした際、子どもに喜ばれ自信がついたという。石原さんは「ロボットをたくさんの人に見に来てほしい。特に子どもに喜んでもらいたい」と意気込む。展示品は手に取って見る、配置を換えて写真撮影するなど、「楽しんでもらえるなら触れても問題ない」とも。

 同企画は岡山市の職員が作品を見て、西川を通る多くの人に見てもらえたらと提案したのが発端で初めて企画された。石原さんにとっても100体を一堂に出展するのは初めての試み。当日は支援員の田坂大地さん、石原さんの家族らと協力し、「西川がにぎやかになるよう配置する」という。

 開催時間は14時~19時。入場無料。雨天の場合は25日に延期。

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