クラフトコーラ専門店「ツチヤコーラ」が4月30日、レンタル店舗「パブリックカウンター」（岡山市北区石関町）に出店する。

クラフトコーラ専門店「ツチヤコーラ」に入れるスパイス

　「ツチヤコーラ」は、ウェブデザインやロゴ制作などを行う土屋遼介さんが店主を務める。1月にパブリックカウンターに初出店し、今回が2度目。前回はシナモンなどのスパイスを強めに効かせた配合だったが、今回は少し抑え目のコーラを準備しているという。価格は300円（ウェブ事前販売は200円）。

　ツチヤコーラの作り方は、きび糖など3種の砂糖でカラメルソースを作り、シナモン、クローブ、カルダモン、ナツメグ、コリアンダー、生姜のスパイスを入れ煮詰める。冷蔵庫で1日に寝かせて、3倍の炭酸水で割る。瀬戸内レモンとライムを隠し味に使っているという。

　土屋さんは「子どものころから市販のコーラが苦手だった。砂糖を3種配合することや火を入れる時間、スパイスの量などで、飲み始めと、飲み終わりの甘さを調整している。瀬戸内レモンの酸味と甘味で、甘みを残さずさっぱりした後味を作れる。少しずつ飲んでくれた人の声を反映させながら、飲みやすいコーラを提供したい」と話す。

　土屋さんは、倉敷市水島で開催されるナイトマルシェ「臨鉄ガーデン」を2017（平成29）年から主催している。「ゼロからスタートしても、価値のあるもの・面白いと感じてもらえるものには人が集まることを経験してきた。4年ほど前から始めた料理の延長で、市販のコーラをあまり飲めない私が飲めるコーラを作った。カフェインは入っていないが、スパイスが豊富なので、パワーをチャージしてもらえるはず。コーラを飲みに来てくれた人の感想を聞きながら、バージョンアップしていきたい」とも。

　営業時間は7時～10時。出店情報はウェブサイトで発信する。