一日限定のスムージー店「らっくむ～じ～」を5月14日、「岡山大学ローターアクトクラブ」の学生がガクナンハウス（岡山市北区学南町2）で出店する。

　ローターアクトクラブは、18歳以上の大学生などを中心とした奉仕活動などを行うロータリークラブが提唱する団体。同団体は、岡山大学公認ボランティアサークルとして昨年秋に結成し、岡山旭川ロータリークラブが提唱したクラブとして昨年12月に国際ロータリー加盟認証状の伝達式が行われた。現在、新1年生が加わりメンバーは42人。

　会長の木口瑠音さんは、同クラブ会員の父を持ち、高校2年生の時にロータリークラブの制度を使いアメリカに1年間の留学をしたことがある。大学入学からコロナ禍となり、オンライン授業ばかりで、リアルにつながり実感の持てる活動がなかったことから同クラブを結成したという。

　当日は、コールドプレスジュース専門店「East plus（イーストプラス）」（中区高島新屋敷）に紹介されたイチゴ農園から、傷があるなどで出荷できないイチゴ5キロを購入しスムージーを作る。冷凍したイチゴ100グラムとミルクでスムージーを作り、ホイップクリームと同店から教えてもらった50度洗いをした生イチゴをトッピングして提供する。価格は450円で、限定50杯。

　出店場所は、サークル活動など学生のチャレンジの場、企業と学生をつなぐイベント会場として、リユースショップ「キミドリ」（北区学南町2）を運営するライフスタイルギャラリー（倉敷市西田）が今春にオープンした学生のフリースペース「ガクナンハウス」。岡山大学の中心部を南北に通る岡山大学筋の古民家を改装して開いた。

　木口さんは「学生だけでなく、近隣に住む大人にもスムージーを飲みに来てほしい。カップに貼るシールなど、できるだけ手作りにした。おいしいや楽しいだけでなく、フードロスについて考えるきっかけになれば」と話す。

　営業時間は9時～。