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映画「日本原 牛と人の大地」公開へ 岡山の自衛隊演習場を舞台に

映画「日本原 牛と人の大地」の監督・黒部俊介さんとプロデューサー・麻子さん

映画「日本原 牛と人の大地」の監督・黒部俊介さんとプロデューサー・麻子さん

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 岡山在住の映画監督・黒部俊介さんが撮影した映画「日本原 牛と人の大地」が10月7日、シネマ・クレール(岡山市北区丸の内1)で公開される。

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 同作品は、岡山県奈義町にある陸上自衛隊「日本原演習場」内で耕作権を持つ現在では唯一となった内藤秀之さんと家族を追ったドキュメンタリー。内藤さんは岡山大学医学部に入学したが大学をやめて、婿養子に入り約50年間、乳牛を育てるなど酪農業をしている。

 監督の黒部さんは大学卒業後、日本映画学校(神奈川県川崎市)に通った。約10年前に東京から岡山に移住し、2018(平成30)年に勤めていた福祉事業所を退職。好きなことをやろうと映画の製作を考えていたところ、内藤さんの話を聞き日本原へ会いに行くことにしたという。

 当初は企画書もなく、約2カ月間、内藤さんの牛の世話を手伝っていた。内藤さんの次男・陽さんの部屋に滞在させてもらいながら、2019年1月から約1年間かけて撮影した。

 黒部さんは「牛と人の関係、内藤さん家族の1年間の記録。日本原という特殊な土地ではあるが、自然と生きる姿を撮影した。特に私と同世代の30~40代に見てほしい。生きることに直結した内藤さんたちの生き様は力をくれるはず」と話す。

 8日は舞台あいさつを予定している。上映は同20日まで。

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