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岡山の表町商店街にシェア型書店 一箱書店の店主募集も

シェア型書店「みんなの表町書店」を主催する片山進平さん

シェア型書店「みんなの表町書店」を主催する片山進平さん

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 シェア型書店「みんなの表町書店」が8月5日、表町商店街の空き店舗(岡山市北区表町1)で始まる。主催者は表町商店街連盟・副理事長の片山進平さん。

シェア型書店「みんなの表町書店」の外観1

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 シェア型書店は、店内に複数の出店者が箱の中に本を並べ販売する。店の運営も共同で行う。販売は本に限り、新品・中古は問わない。屋号や価格は自由に決めることができ、栞(しおり)やポップなど工夫を凝らすことができる。

 片山さんは店を始めるにあたり、シェア型の古書店「みつばち古書部」(大阪市阿倍野区)を訪れたという。「箱の本を見ながら、どんな人なのかを想像してみるのも楽しい。一箱書店の店主となることで当事者となる。商店街のにぎわい作りでも当事者をいかに作るかだと感じていて、シェア型書店をやってみることにした」と話す。

 片山さんは「赤川次郎の小説や漫画『ドラえもん』が子どもの頃から好きだった。現在は気になった本を年間10冊ほど読む、いわゆる一般的な読者。子どもには絵本の読み聞かせをして、なぜか涙したこともある。電子書籍は苦手で、活字を読むことで想像の世界へ没入して『旅』をしているような感覚が好き。特に夏休みの頃に読んだ本は、なぜか覚えている」と振り返る。「子どもにも来てほしい。以前は商店街にも小さな書店があった。いずれは商店街に書店が欲しいという思いもあるが、書店経営の難しさも感じている。書店の可能性を楽しみながら探したい」とも。

 出店者は、幅45センチ・高さ45センチ・奥行30センチ以下の箱と出店料2,000円(学生1,500円)が必要。箱は段ボールや紙でないものとし、売り上げに対する手数料はない。出店申請は7月20日まで。

 営業時間は11時~18時。火曜定休。9月3日まで。

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