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岡山市内で復興支援マルシェ 楽しむことで忘れない

主催者の石井慶子さん

主催者の石井慶子さん

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 復興支援イベント「こけしマルシェ」が4月20日、岡山禁酒会館(岡山市北区丸の内1)で開かれる。

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 岡山市内の百貨店に勤務する石井慶子さんが、平成30年7月豪雨で被災した地域や人に何かしたいという思いから、1月5日に同イベントをスタートし今回が2回目。石井さんは昨年夏、3度泥かきなどのボランティア活動で倉敷市真備町を訪れた。関われることが少なくなっていき、もどかしさを抱えていたが、共感する出店者を募りマルシェを開催することにしたという。

 プリザーブドフラワーの「Sai Sai Ka」、津山市の陶芸家・米山千晴さん、水引のアクセサリー「クラシキミズヒキ・楚々(soso)」、革小物の「monotone leather」の物販と、飲食店は酵母からパンを作る「だんだんpan」、マスカットやピオーネのピクルスなど「ひだまり農場」、ハーブティーなど「森カフェ」、石臼でひいたコーヒー「BLUE ROSE COFFEE」がも出店する。同館の中庭では「ひだまり農場」が焼き芋を提供するほか、ダイコンやニンジンなどの野菜も販売する。

 2018年3月、約15センチ青森県の「阿保こけし」を気に入り購入して以来、石井さんはインターネット配信などでマスコットキャラクターとして用いている。トレードマークとなったこけしからイベント名も付けたという。こけしの頭部がリンゴの形になっていることから、出店する店には「リンゴの何か」を作ってもらうようにオーダーしているという。こけしの販売は予定していない。

 16時30分からは板東圭一郎さんの弾き語りライブが行われる。第1回のマルシェで、その場で作った「こけしマルシェの歌」も披露される予定。

 石井さんは「何をしていいか分からないけど、何かをしたいと考えている人は多いはず。同じ思いの人が集まり、楽しむことで少しでも支援というつながりが広がることを期待している」と話す。

 開催時間は11時~18時。入場料は1,000円。入場料と各店の売り上げの一部を今回は「デイサービスまび」を運営するケア・ワンに寄付する予定にしている。

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