備前市美術館(岡山県備前市)は、2026年10月10日(土)から12月20日(日)まで、特別展「セラミック・レゾナンス」を開催します。
「やきものって、こんなにも多様だったのか!」そんな驚きと出会いを届ける本展は、開館1周年を迎えた備前市美術館が独自の視点から、現代陶芸の現在地を見つめ、その表現の可能性と魅力を紹介する特別展です。
本展では備前をはじめ、茨城・栃木・佐賀・兵庫・香川など全国各地で活動する作家15名による約100点の陶芸作品を展示。異なる素材や技法、感性から生み出された表現が交差し、備前の地で響き合います。
【1】東は茨城、西は佐賀まで。全国各地で活動する作家15名の作品を紹介
<出品作家(五十音順・敬称略)>
安藤騎虎(備前)、茅野ありさ(備前)、佐藤朱理(岐阜)、竹下鹿丸(栃木)、竹中健次(備前)、田淵太郎(香川)、中尾純(佐賀)、中里浩子(神奈川)、乗松美歩(備前)、比江島舞(備前)、平出玲於奈(茨城)、藤田祥(備前)、宮本果林(茨城)、森本仁(備前)、山田由起子(兵庫)
【2】食器、オブジェ、伝統工芸...多岐にわたる陶芸表現が“共鳴”する
暮らしに寄り添ううつわから、伝統をベースに独自の創造性を加えた作品まで、多岐にわたるやきものの表現を紹介します。豊潤なフォルムと柔らかな色彩で植物の力強い生命を表現したオブジェ、備前で採れた陶石を用いて凛とした美しさを追求する"白備前"、備前土の力強さを生かしたダイナミックなハイヒール、みなぎる生命を土のヒビ割れで表現した大型の牛、アニメや漫画などのポップカルチャーから刺激を受けたユニークなオブジェなど、15名の作家による約100点の共演を通して豊かな創造性と陶芸表現の“共鳴”をお楽しみください。

中里浩子《明るいほうへ》2026年 個人蔵
藤田祥《白備前水指》2026年個人蔵
茅野ありさ《抑圧などいらない》2021年(撮影:林田悟) 個人蔵

宮本果林《たゆたえども沈まず》2026年 個人蔵
平出玲於奈《Adam》《Eve》2024年 個人蔵
【3】伝統をベースに、新しい挑戦を
当館が所在する備前市伊部は伝統が息づくやきものの産地です。現在は、受け継がれてきた素材や技法をもとに新たな表現に挑戦する動きも見られます。本展で紹介する備前在住の7名の作家もまた、伝統と向き合いながら、それぞれの個性と美意識を追求しています。産地の垣根を越えた陶芸作品との“共鳴”を通して、多様な拡がりを見せる「備前陶芸の現在」をご覧ください。
関連プログラム
(1)ギャラリートーク 各回14時~/参加無料(要当日観覧券)
会期中は、出品作家によるギャラリートークを開催します。作品制作の背景や想いなどに触れながら、異なる地域を拠点とする作家同士の「レゾナンス」を体感できるプログラムです。
・日時:10月11日(日)、会場:2階 展示室2.3
[ 比江島舞 × 宮本果林 ]
・日時:11月21日(土)、会場:2階 展示室1
[ 安藤騎虎 × 佐藤朱理 ]
・日時:12月12日(土)、会場:2階 展示室2.3
[ 中尾純 × 藤田祥 ]
(2)トークセッション「薪窯焼成について」
日時:11月7日(土) 14:00-15:30
会場:1階 講堂
パネリスト:竹下鹿丸、田淵太郎、森本仁
聞き手:金子賢治(当館館長)、田邊桃子(当館学芸員)
※定員60名(先着順・要事前申込)、参加無料(要当日観覧券)
(3)ワークショップ「湯呑みの絵付けに挑戦しよう!」
出品作家・中里浩子氏を講師に迎え、絵付けを学びます。素焼きをした湯呑みの素地に色化粧土を塗り重ねて自分だけの色彩表現に挑戦しましょう。
日時:11月29日(日)午後二回実施予定
定員:各回10名(先着順・要事前申込)
会場:1階 講堂
参加費:3,000円+要当日観覧券
申し込み・最新情報は公式サイトをご確認ください。
備前市美術館(公益財団法人備前市文化芸術振興財団事務局)